用途 |
テリア |
沿革 |
ブル・ファイティング(闘犬による牛いじめ)やベア・ファイティング(熊いじめ)が盛んだった19世紀初め頃のイギリスで、ブルドッグとテリアによって作出された犬種である。したがって作出された目的は闘犬だった。ただ作出の過程で、同じくブルドッグを先祖とするスタッフォードシャー・ブル・テリアが中間に介在しており、ブルドッグから直接ブル・テリアが作られたわけではない。また絶滅した白のイングリッシュ・テリアの血も加えられているが、その頃は毛色もいろいろだった。
1835年闘犬が廃止されたことから闘争心が排除され、体形もだんだんスマートになっていった。1860年頃白いブル・テリアが出現し、これは品種改良の革命的出来事として評判を呼び、19世紀末の新犬種作出ブームや犬種改良ブームにつながった。一時有色犬が認められなかったが、1936年に承認され、区別して取り扱っている国もある。
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一般外貌 |
力強い体躯構成で、筋肉質で均整がとれており、活動的。鋭敏で、決然として、利口な表情である。ユニークな特徴はダウン・フェイスで、卵形の頭部である。サイズに関わり無く、牡は牡らしく、牝は牝らしくなくてはならない。 |
習性/性格 |
ブル・テリアは犬界の剣闘士であり、情熱と勇気に満ちている。安定した性格で、よくしつけに従う。頑固ではあるが、特に人間とはよい関係になれる。 |
毛色 |
ホワイトの場合、真っ白の被毛である。皮膚の色素沈着ならびに頭部の斑はペナルティーを課さない。有色の場合、有色部分が優勢である:他の条件が同じであればブリンドルが好ましい。ブラック・ブリンドル、レッド、フォーン及びトライカラーは許容される。白の被毛におけるティックの斑は好ましくない。ブルー及びレバーは非常に好ましくない。 |
サイズ |
体重及び体高の制限はないが、クオリティ及び性別に一致した犬の大きさに対して、内容が充実している感じがなければならない。
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